2010年04月27日

トイレの悩みにノコギリヤシ






頻尿対策に



ノコギリヤシについて調べてみましょう。

○ノコギリヤシとは

ノコギリヤシとは、ヤシ科シュロ属の植物です。高さ1〜2mほどの小型のヤシの一種です。6mを超すものもまれにあります。アメリカ南部(フロリダ、テキサス周辺)を中心にメキシコにかけて沿岸の平野に自生しています。葉の形がのこぎりのような形をしている事からノコギリヤシと名付けられています。春に花をつけ秋にオリーブくらいの赤い実をつけます。別名ソーパルメットと言います。

北アメリカに住むインディアンは、昔から膀胱や尿道の疾患の治療薬としてまた強壮剤としてノコギリヤシの果実をそのまま食べたりお茶にするなどして古くから利用し、珍重してきました。またヨーロッパでも19世紀初頭から民間で、強壮植物と伝承されてきました。

ヨーロッパでは前立腺肥大の排尿障害、予防に薬として使われています。


○ノコギリヤシの成分

ノコギリヤシの果実にはオレイン酸やラウリン酸、ミリスチン酸などエネルギーの源となる脂肪酸と植物ステロールが85〜95パーセントも含まれ、栄養成分が豊富です。

ノコギリヤシに含まれる脂溶性の主成分がステロール、オクタコサノールといったもので、いずれも男性ホルモンと反応する5αリダクターゼの発生を減らしていく作用があると考えられています。この成分が、5αリダクターゼの作用を抑える働きをすることで、育毛を促進させたり前立腺の病気を治療したりできるとされています。

日本でノコギリヤシ果実エキスの排尿障害を改善する有効成分を解明する研究が行なわれました。その結果、ノコギリヤシ果実エキスの排尿障害を改善する成分がオレイン酸・ラウリン酸・ミリスチン酸・リノール酸・パルミチン酸であるとする説が提唱されています。


○ノコギリヤシと医学

1950年代、文献にアメリカの治療薬として記載されていきました。1960年代に研究が本格化し、果実に含まれる油性成分が前立腺肥大による排尿障害に、高い効果をあらわすことが明らかになり、ドイツ、イタリア、フランス、ニュージーランドなどでは前立腺肥大症の初期治療薬として認可されています。中国では古くから漢方薬として用いられてきました。


○前立腺肥大とは

前立腺は、男性のみが持っている膀胱の出口です。膀胱のちょうど下に尿道をくるむように存在します。精液の一部分を作っている臓器です。前立腺肥大は男性が加齢とともにかかりやすくなる病気で、前立腺が年齢とともに大きくなり、膀胱や尿道が圧迫され尿の出が悪くなってしまう病気です。

前立腺肥大は尿が出にくい、頻尿、残尿感、勢いがない、排尿に時間がかかるなど様々な不快な症状があります。日本では、食生活の欧米化により、前立腺肥大は30代頃から始まり50代で50%,70代では70%の男性に見られ、現在では80歳までに日本人男性約80%が前立腺肥大になるとも言われています。

男性の生殖機能を維持し性欲を増大する「テストステロン」というホルモンがあります。加齢によって衰えてきた前立腺は機能を維持するためにテストステロンを大量に取り込みます。そのとき前立腺内でテストステロンが5α-リダクターゼという酵素によって「ジヒドロ・テストステロン」が作り出されます。このジヒドロ・テストステロンが前立腺を肥大させます。


○ノコギリヤシの働き

前立腺肥大の改善
ノコギリヤシには、モアーテルターゼやβ-シトステロール等の有効成分が含まれている為、酵素の5α‐リダクターゼの働きを抑え、テストステロンからジヒドロ・テストステロンへの急激な移行を防止するとされています。

ノコギリヤシの果実に含まれるオクタコサールやステロールなどの脂溶性成分が5αーリダクターゼという酵素の働きを阻害する事によって、テストステロンのジヒドロ・テストステロンへの移行を調整するのではないかという説もあります。

そのため、ノコギリヤシの効果として、前立腺肥大症の予防・改善効果をもたらすと考えられています。

■男性型脱毛の改善
酵素の5α-リダクターゼは前立腺の他、皮脂腺にも多く存在します。皮脂腺内でジヒドロ・テストステロンが増えすぎると薄毛が進行し男性型脱毛症(ハゲ)になってしまいます。

ノコギリヤシの成分がジヒドロ・テストステロンの生成を抑えるので、ノコギリヤシが男性型脱毛に有効ではないかと考えられています。

ノコギリヤシの実から抽出される成分と育毛効果の関係は、科学的にはっきりと証明されているわけではありませんが、現在、育毛・発毛の観点から研究が進められています。

■性機能の向上
前立腺の機能低下は、前立腺肥大症だけではなく、男性の性機能全般にも深く関わりますので、ノコギリヤシの効果は、性機能に対しても有効に働きます。

■ノコギリヤシは作用が穏やか
ノコギリヤシによる体質改善には作用が穏やかな分、時間と忍耐が必要です。それでも多くの男性が、前立腺の肥大や痛み、排尿困難が改善しているという報告があります。


○ノコギリヤシの科学的データ

■1993年ドイツ
1334名の患者にノコギリヤシ抽出物を6ヶ月与える。その結果、80%の人が「良いから極めてよい」という結果が出ている。トイレにいく回数が37%減り、夜中に起きる回数が54%減り、膀胱を空にする能力が50%向上した。

■ベルギー
305名の患者を対象にして行った臨床医,患者,客観的測定での結果、3ヵ月後に88%の患者が症状が減ったと答えている。


posted by あすなろ at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ノコギリヤシ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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